こんにちは、Ushi(@OredokuUshi)です。
今回、評判がとても良いので、「閃光のハサウェイ」を観に行ってきました!
よっぽどのことがない限りアニメ映画は自宅で見る派だったのですが、劇場で観たいと思う理由が3点あったので、今回はじめて劇場に足を運ぶことにしました。
見たいと思った理由
- ガンダム作品の映画を1回ぐらいは劇場でしっかり観たい
- Dolbey Cinemasの採用(音と映像の臨場感がすごいらしい)
- 「澤野弘之」さんの音楽を劇場で体感したい
いつもなら予習、復讐をしっかりして行くのですが、初見でも楽しめるのか行ってまいりました。
筆者のガンダム歴
初代ガンダムは世代ではないが、大学生の時にガンダム、「Zガンダム」、「ZZガンダム」、「0083」、「逆襲のシャア」までは一気見。
それから、「UC(ユニコーン)」と「NT(ナラティブ)」をサブスクで観賞。好きなキャラは、アナベルガトー少佐とドズルザビ中将。
Contents
閃光のハサウェイの概要
原作はまさかの30年前に書かれた全3巻の小説で、2021年4月時点で累計発行部数は130万部を記録しています。
内容を全く知らない方もいると思いますので、ざっくり概要を説明します。
ストーリー
第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。
U.C.0105——。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。
そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。
アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。
もう初見の方は何をいってるのかわからないでしょう。笑
まず背景としては、人口増加により地球だけではスペースが足りないと宇宙に移住するような近未来の話です。
また、さまざまな理由で戦争が終わっては戦争をして、また戦争をするといった世界となっています。
ざっくり戦争の理由3選
- 宇宙移民側だけで国作るぞ、独立だ!コロニーを落とすぞ!
- 俺らが正義だ、権力最高!それはだめだ!それは違う!三つ巴の戦い!コロニーを落とすぞ!
- 地球を私物化するな!小惑星を落とすぞ!
個人的に解釈してる今作のストーリーはこちら
今作の主人公(ハサウェイ君)は、12年前に戦争で衝動的に動いた結果、好きだった女の子を自分の手で殺めてしまっています。25歳となった現在でもそれがトラウマとなっています。いろいろ考えちゃうお年頃。ちなみにお父さんは政府側のお偉い軍人さん。政府側は腐敗しきっている。今作は、子供の時から戦争をまじかに見て、どういう風にテロリストになっていったのか... 悲しい青年の物語なのです。
映画はまさかの三部作
最近の映画って三部作多くないですか?笑
原作読んでないんでストーリーの量がわからないんですが、毎回、視聴者の期待を超えてきてくれるのかが少し心配です。
ドルビーシネマ(Dolbey Cinema)
Dolbey Cinemaは、IMAXやBestiaなどと一緒で上映形態に付加価値を付けたプレミアムシアターの一種です。
ドルビーシネマ(Dolbey Cinema)とは
- 映像:ドルビービジョン(1,000,000:1のコントラスト比で黒がより黒くて綺麗!)
- 音響:ドルビーアトモス(スピーカがいっぱいで臨場感たっぷり)
邦画アニメ作品においてのドルビーシネマ版は『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』など先行した事例があるが、ドルビーシネマ版公開に当たり既存のバージョンより編集を加える方法でなく、制作段階からドルビービジョンを採用した邦画アニメ作品は当作が初めてである。
今までドルビーアトモスは何度か見たことはあったのですが、ドルビービジョンで映画を見るのは初めてなのでワクワクしています。
音楽担当:澤野弘之さん
私の好きな作曲家の1人で、ガンダム作品ではUC, NTなどを担当しています。
他のアニメでは、進撃の巨人や七つの大罪を、ドラマでは医龍の音楽を作成されています。
アニメの劇伴ではオーケストラ調の重厚なサウンドが特徴で、ボーカルの美しい旋律をのせたかっこいい曲も多いです。
また、アニメーションともリンクしていて、ここでというところの盛り上がりなどがマッチしていて毎回鳥肌ものです。
スピーカーが前後左右にたくさんある劇場でどんな音を感じることができるのか楽しみで仕方ありません。
実際に見に行った感想(ネタバレなし)
率直な感想
上映時間は95分だったがあっという間でした。普通に面白かったです。(ただめっちゃ集中して疲れました笑)
単純に映像がきれいだった!リアルよりの作画もよかったですし、光と影の演出が素晴らしかった。
客層は9割が男性で全体的に年齢は高めでした。
市街地での戦闘は見入ってしまうほど必見です。逃げる一般市民目線からのMS(モビルスーツ)の描写はリアルで恐怖しかありませんでした。確かにでっかいロボットが街中でドンパチやってたらこうなるよなって感じで戦闘の"怖さ"が現れていました。
そしてドルビーシネマの黒には驚きました。真っ黒になると本当に真っ暗かつ無音になって驚きました。
最後の戦闘は暗めで高速で動き回るのですが、機体がはっきり見えない分、ビームライフルやミサイルの爆発などのみどりや赤の色がすごく映えていました。さらにカメラワークが秀逸でヌルヌル動いてました。ここは最高に興奮しましたね。
やっぱりガンダムかっこいいと!
正直、この映画見るまでクスィーやペーネロペーはゴツくてデカくて嫌いだったのですが、全然ありですね。基本的に今作では全体像がわかりづらかったので次回作で堪能したいと思います。
あとは、平民からのし上った大人のケネス大佐と上級国民の大人になりきれないハサウェイの対比が全体的に面白かったですね。
三部作の序章なのでストーリーはそんなに進まなかったので、今後のハサウェイの心情や葛藤の描写に期待。
面白くなる対比ポイント
- 地球連邦軍(警察) <=> マフティ(テロリスト)
- 平民 <=> 上級国民
- 大人 <=> 子供
- 目的のために手段を選ばない <=> これでいいのかと自問自答
- 光 <=> 影
劇場に行く価値はあるか?
少しでもガンダム好きなら行く価値はあります。
そうではない人は正直¥2,500円を出すのは躊躇するのではないかと思います。
1,2部作目は家でみて気になったら3部作目を映画館で見るでいいと思いました。
音楽はUCが良かっただけに少し期待外れだったかなという感じです。
思っていたほど臨場感も少なくて、ちょっとうるさいなという箇所もありました。
ただ澤野さんの音楽だけでも世界観を作っていた。それは間違いない。
復習は必要か?
逆襲のシャアを見ていけば、ストーリーは掴めると思う。
ただ、逆襲のシャアを見るということは、その前の作品も見ないと楽しめないと思うので、結局全部見る必要があるかも笑
気になったシーン
ギギの描写
原作に忠実なのか、ギギの艶かしいシーンが多かった気がします。ターゲット層も男性だと思うので、間違いではないがもう少し減らしても良かったと思います。あとは、ガンダムのヒロインに多い情緒不安定系女子で言動や会話が理解に苦しむことです。ハサウェイ...手を離せよ。地雷だぞ。
津田健が実は主人公!?
ガウマン・ノビル役の津田健次郎さんが本作の主人公なんじゃないかというほど魅力的で好きになりました。
登場シーンも澤野さんの音楽から特徴的な声でとても印象的でした。序盤は性格が悪いクソやろうかと思っていましたが、話が進むにつれていいやつやん!仲間思いのかわいいやつやん!って思えました笑
時計の意味
冒頭と最後の時計の音は何の意味だろうか...
サブスク解禁
2021年10月16日午前0時から各動画配信サービスで公開開始されました。
Netflix、Amazonプライムビデオ、バンダイチャンネル、Hulu、U-NEXTで期間中は見放題で視聴できます。
先日さっそく2回目を見ましたが、やっぱり面白いですね!
1時間35分(95分)と尺もテンポも丁度いいと思いました。
ガンダム初見の友人と見たのですが、普通に楽しめたそうです。(ただし、私の世界観とかの説明あり)
友人は、主人公の行動理由など事前説明と解説なしだと訳が分からなかっただろうと話していました。
なので、事前にガンダムについて理解してから見るか、知ってる友人と見ることをオススメします。
音楽はやっぱりめちゃくちゃ良かったですね。
ただ、MS戦に移行する場面の展開など臨場感は劇場で見た方が感動しましたね。
あと戦闘シーンはやっぱり画面が暗いです笑
まとめ
今回、評判がとても良いので、「閃光のハサウェイ」を観に行ってきました!
最近のアニメ映画は作画もきれいですごいですね。
良かったポイント
- アニメーションとしてクオリティが高い
- リアルよりの作風
- 戦闘の緊張感
- 「澤野弘之」さんの音楽はやっぱり最高
入場者特典はユニコーンガンダムの変形前でした。いつもこういうフィルムは背景だったりするので普通に当たりで嬉しいです。
続編に期待!早く見たいです!
ではまた。