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未経験からでもプログラマーになれる!現役プログラマーの忖度なしの体験談

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こんにちは、Soutaです。

近年、プログラマーやエンジニアが注目を浴びていますね。

とくに働き方が大きく変化した2020年~2021年には、自由な場所で仕事ができることから需要が高まっているようです。

ですが、需要が高まっているとはいえどうでしょうか?

未経験から簡単に転職できる業界にはあまり思えないですよね?

実際のところ未経験でもエンジニアやプログラマーになることはできるのでしょうか?

結論から言えば、未経験でもエンジニア・プログラマーになることは可能です。

こちらについては過去詳しく解説していますのでこちらをご覧ください。

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今回は、未経験から実際にプログラマーへ転職した私がリアルに体験したことをお話しします。

この記事を読めばコレがわかる!

  • 未経験からプログラマーになるとき苦労すること・やるべきことがわかる
  • 未経験のプログラマーの面接で聞かれやすい質問と模範解答がわかる
  • プログラマーのキャリアパスのイメージが掴める

それでは参りましょう!

未経験からプログラマーに転職した理由

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なぜ私が未経験からプログラマーに転職したかの理由を説明します。

未経験からでもプログラマーを目指した理由

  • お金が稼げそうだったから
  • 独立までの道のりがわかりやすかったから

順番に解説します。

お金が稼げそうだったから

一番の理由はこれです。当時の私は色々と事情がありとにかくお金を欲していました。

20歳時点での私の年収は250万円くらいでした。

学歴がないからある程度仕方ないとは思っていたのですが、それでももう少しお金が欲しかったのです。

当時の仕事内容は工場のマシンオペレーターで、いわゆる3K職場で(きつい、汚い、危険)結構ハードな仕事でした。

世間のイメージよりは頭を使う仕事というのもあり、「体も頭も使ってなんでこの年収なんだ!」と不満を持っていました。

そんなときシステムエンジニアとして働いている方と出会い、どうやらIT系は稼げそうだと知りエンジニアへの転職を決意しました。

そこでストレートで転職できたらカッコ良かったのですがそう上手くはいかず、結局エンジニアになれたのは3年後のことでした…

それはまた別の機会で記事にしたいと思います。

独立までの道のりがわかりやすかったから

有名な話ですが、プログラマーになると独立してフリーランスになる選択肢も生まれます。

「フリーランスのエンジニアになりませんか?」みたいな広告を見たことがある方もいるのではないでしょうか?

このようにプログラマーから独立すること自体は珍しくなく、私の周りでも何人もフリーランスで活動している方を見かけます。

私も昨年独立しましたが、他の職業と比べても比較的独立しやすいのがエンジニアやプログラマーだと思います。

ちなみに独立する目安は「経験年数3年くらい」と良く言われていました。逆に3年で独立できるって結構すごいと思いませんか?

元々私は独立願望があったので、独立するまでのキャリアパスが見えているプログラマーに魅力を感じて転職をしました。

未経験からプログラマーに転職して大変だったこと

エラー

続いては未経験からプログラマーに転職して大変だったことを3つご紹介します!

未経験からプログラマーになって大変だったこと

  • 経験の短さを補うために仕事以外でも学習したこと
  • 技術を習得するまではある程度長い時間が必要であること
  • 専門用語でマウンティングを取ってくる人がいたこと

順番に解説しますね。

経験の短さを補うために仕事以外でも学習したこと

経験値が他の同年代の方と比べて圧倒的に不足していると思います。

あくまでも私の場合ですが、仕事をこなしているだけでは周りとの差は埋まりませんでした。

だから仕事以外でもプログラマーとして、もしくはエンジニアとして必要な知識を入れるために勉強をしました。

ただでさえ仕事で疲れている中で、さらにもう一度勉強をする必要がありました。

当然、勉強に対してはお給料が貰えるわけではないので、普通の人はモチベーションを保ちづらいかもしれません。

でもそれをやらないと周りの人に追いつけない状態だったので自分はやりました。

これは今思えば少し大変だったかもしれません。

なお、モチベーションを高く保つ方法については以前の記事で解説しているので興味がある方はご覧ください。

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ポイント

経験と知識量を仕事以外の時間で補う必要があるかもしれません

技術を習得するまではある程度長い時間が必要であること

未経験から入ってきているわけですから、当然覚えることがたくさんあります。これは先ほど書いた通りです。

そしてもうひとつ大切なことは学校の勉強とは違い「すぐ覚えられる」ものではないということです。

インターネット等で少し調べたらわかることですが、出てくる情報はほぼ無限にあります。

すべてを記憶することは物理的に恐らく不可能です。だからこそ欲しい情報を素早く調べて転用する力の方が大切です。

別の角度から言えば「いま何をしたいのか?しなければならないのか?」の答えを出す力が大切です。

それがわかれば解決策を調べることができます。

「いま何をしたいのか?」を導くためにはすべての前提であるITの基礎知識などさまざまな情報が必要になります。

それを粘り強く考えて調べ抜くことは、最初のうちは中々大変な作業だと思います。

ポイント

記憶する力よりも調べる力の方が大切です。調べるためには基礎知識が必要で、まずは基礎知識から少しずつ覚えていく必要があります

専門用語でマウンティングを取ってくる人がいたこと

「それ日本語で良くね?」と思うような専門用語を使ってくる人がいる可能性があります。どこの現場にも高い確率でいました。

相手が知らない用語を使えば、相手より優位に立てるので無意識的に使用していると思われます。

きっと今マウンティングを取ってくる人も、過去は自分がそれをされてきたのでしょうね。歴史は繰り返すものです。

ネタのように聞こえるかもしれませんが、意外にも精神を病みやすいポイントの1つだと思います。

さて、話を戻します。

大前提としてわからない言葉を調べることはとても大切で、とくに未経験から転職した方はここをサボってはいけません。

しかし明らかに業界歴が浅い方に対して、不要なくらいの専門用語を使ってくる人がいました。

たとえば「フィジビリとしてやった方が良いと思う?」なんて未経験の人が聞かれてわかるでしょうか?

ちなみに「フィジビリ=実験」という意味です。しかも正式名称は「フィジビリティ」ですからそもそも正しい言葉ですらありません。

上記はあくまでもたとえですが、こういうことが平気で起きます。

「仕事を効率よく進める」という目的から考えれば、「相手に伝わるように話す」を心掛けるのは当然です。

それを放棄した上で、「それくらい調べろ」というスタンスは乱暴であり、マウンティングを取りたいだけor他者目線の欠如です。

と、まあ今だからこのように話せますが、当時はそんなことをまったく思えず、自分の知識不足だけが原因だと思い込んでいました。

未経験からプログラマーになる方は、このような専門用語を使ってマウンティングを取ろうとしてくる人には注意してください。

ちなみに私はそういう方を周りでたくさん見てきたので、「自分はそうならないようにしよう」と反面教師にしています。

ポイント

専門用語が多い業界に加えそれを多用する厄介な人がいると、最初は何を言っているのかわからず苦労するでしょう

実録!未経験プログラマーの面接ではこれを聞かれた!

面接

続いては私が未経験でプログラマーの面接を受けた時に、実際に質問されたことをご紹介します。

質問とセットで、望まれているであろう回答例も記載しますので、ぜひ参考にしてみてください。

今回解説する質問は以下の通りです。

  • Q1.IT業界に興味を持ったきっかけを教えてください
  • Q2.学校や職場でプログラミング等、過去にIT業界に関する経験はありますか?
  • Q3.IT業界も幅が広いですが、将来的にどの分野で活躍したいと考えますか?
  • Q4.未経験からプログラマーになるために、ご自身で何を勉強しましたか?
  • Q5.仕事をしていてわからないことがあった場合、どのように対処しますか?
  • Q6.希望する初任給と、将来的な給料はいくら欲しいですか?

順番に解説します。

Q1.IT業界に興味を持ったきっかけを教えてください

「IT業界に対して抵抗がないか?」を確かめる質問です。

どのように答えても良いですが、最終的に「IT業界が好き、もしくは興味関心が強い」ということをアピールしましょう。

先ほど書いた通り、未経験者がプログラマーとして入社すると最初は大変なことが多いです。

その障害を乗り越える大前提として「IT業界に対して抵抗がないか?」はとても大切なことです。

回答例)

自分が日々やっていたスマートフォンのゲームも誰かが作ったプログラムでできていることを知ったとき、

自分も作ってみたいと興味を持ちました。

ポイント

IT業界が好き・興味関心があるということをしっかりアピールしましょう

Q2.学校や職場でプログラミング等、過去にIT業界に関する経験はありますか?

実際に面接官から聞いたのですが、「未経験」の枠とはいえ当然ですが、少しでも経験値がある人を採用したいのが本音です。

ここで「何も経験がありません」と答えてしまうのは非常にもったいないので、ここはぜひ面接前に対策をしておきたいところです。

私の場合、ExcelのVBAという言語を用いて業務の自動化を趣味でやっていたので、それを答えたところ好印象でした。

また、答える際は「やりました」だけではなく、「苦戦したこと、それを乗り越えたエピソード」をしっかり伝えると良いでしょう。

あなたが「未経験」という前提だと必ずどこかで苦戦したはずです。苦戦したことを伝えることはまったくマイナスにはなりません。

むしろ「一人でそれを乗り越えたエピソード」を伝える事で問題解決能力があると解釈してもらえるでしょう。

回答例)

VBAを用いて業務の自動化に取り組みました。最初は何度やってもエラーばかりでしたが、

エラー内容を調べて、原因を仮説立てて対策していくうちに少しずつ完成していきました。

少しずつでき上がっていく過程にワクワクする気持ちが一番大きくて、エラーが出ても辛さは感じませんでした。

ポイント

もし全く経験が無い場合は、面接前に何でも良いからプログラミングに取り組んでおきましょう。

Q3.IT業界も幅が広いですが、将来的にどの分野で活躍したいと考えますか?

下記のどちらか、もしくは両方を問われているでしょう。

  • IT業界の知見があるか?
  • 会社の業務内容とあなたの希望とマッチングしているか?

この質問は、ある程度事前に業界の事を調べていないと回答できない質問ですね。

まずは、「IT業界の知見があるか?」から説明します。

たとえば、「WEBサービスを作りたい人」と「スマホゲームを作りたい人」では、一見似ていますが少し分野が異なっています。

事前に調べておけば自分の興味分野はある程度見えてくると思います。

もしくは見えてこない場合でも、

「●●や××があると調べたのですが、実際に経験していないので今明確に答えは持っていない。経験の中で少しずつ決めていきたいです。」

と回答すれば、「まだ答えは出ていないみたいけど、ちゃんと自分で調べたんだな」と伝わるのでOKでしょう。

ポイント

面接前にIT業界の分野を下調べしておきましょう。現状で自分が将来的に活躍したい分野が見つからなくてもOK

 

次に「会社の業務内容とあなたの希望とマッチングしているか?」を説明します。

簡単な話、「その会社が扱っていない業務」が自分の将来像だとすると、マッチングしていないと判断されるでしょう。

たとえば「スマホゲームをメインで作っている会社」に「金融系のシステムエンジニア」になりたいと答えるようなものですね。

無理やり嘘をついて答える必要はありませんが、ある程度会社の業務内容を考えた上で答えると良いでしょう。

ポイント

会社の業務内容を事前に確認しましょう。自分の将来像とかけ離れている時は発言を工夫し、嫌味な印象を与えないようにしましょう。

回答例)

将来的にはスマートフォン向けゲームの開発に携わりたいです。

スマートフォン向けゲームの開発をしている御社で、自分の技術力を磨いて御社に貢献していきたいと考えています。

Q4.未経験からプログラマーになるために、ご自身で何を勉強しましたか?

プログラマーとして成長する意欲があるか?を問われています。

先ほども書いた通り未経験からプログラマーになると、仕事以外の時間も勉強が必要だったり相応の努力が必要になります。

会社側としても、伸びしろがある人材を取りたいので、まずは意欲という面がとても大切です。

ここで言う「意欲」とは「興味がある、好き」ではなく、「実際に人よりも時間を費やして努力できるか」という実践的な話です。

この質問で回答に詰まってしまうとあまり良い印象は持たれないので事前に対策しておきましょう!

回答例)

xamppを用いてローカル環境を構築して、PHPを使用した簡易的なサイトを作ってみました。

手を動かす中で、httpリクエストに対しての理解が不足していたことがわかり現在はその点を勉強しています。

それが終わったらDBへデータを保存、削除等のCRADの機能を実装したいと思っています。

ポイント

今のうちに必要な知識を取り入れて実践するクセを付けておきましょう!これからも勉強することは山積みになると思います。

Q5.仕事をしていてわからないことがあった場合、どのように対処しますか?

エンジニアやプログラマーの適性があるか?を問われています。

別の記事でも書きましたが、エンジニアやプログラマーはとくに最初のうちはわからないことだらけだと思います。

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そして現場にもよりますが、先輩や上司も忙しい時というのはざらにあります。

そのため回答で「わからないことがあったらとりあえず先輩に上司に聞きます。」は回答としてはよろしくないでしょう。

「まずは自分で調べてみて解決する」という言葉が入っているかどうかがとても大切です。

「わからないことがあっても自分で調べて問題解決できる力がある」ということを示しましょう。

回答例)

わからないことがあった場合、まずはインターネットで検索してみます。

今までもわからないことがあった時はまずは検索するようにしていて、実際それで解決したことがほとんどでした。

調べた結果どうしてもわからないときは、先輩や上司の方に相談するようしています。

ポイント

まずは自分で調べますと言うことが大切です。職業柄「調べる」ことは必須な能力です

Q6.希望する初任給と、将来的な給料はいくら欲しいですか?

常識力と、その会社との適性があるか問われている質問だと思います。

まず初任給についてです。

実際のところ給料は「貰えれば貰えるほど良い」でしょうが、もちろんそれは先方も把握しています。

ですからここでの意図は「事前に未経験プログラマーの年収を下調べしたか?」だと思います。

もしここで極端に高い金額を提示した場合は「下調べと常識力が不足している」と思われるでしょう。

ポイント

事前に未経験プログラマーの年収、その会社の目安の給与を把握しておきましょう

 

次に「将来的な給料」です。

これは「その会社が出せる給料内に収まっているか?」という会社との適性を問われています。

極端な話、MAXで50万円の給料を支給できる会社に対し「100万円欲しい」と答えた場合はアンマッチしていると思われるでしょう。

この質問への対策ですが、当たり障りのない回答で問題ないと思います。

面接の時点で本来の希望よりも低い金額を答えたとしても、将来の年収に関わることはないでしょう。

自分がどういう金額を提示しても会社の予算は変化しないので、それにより将来的な給与が変動することはないと考えられるからです。

ポイント

下手に冒険をせず、ここは当たり障りのない回答で良いと思います

回答例)

初任給は●●万円を希望します。

将来的な年収は●●万円を目指したいと思っています。(下調べしたうえで金額を決める)

まとめ

自然の中でジョギング

今回は未経験からプログラマーになるにあたり、大変だったことと面接対策についてまとめました。

最後にもう一度振り返りましょう。

未経験からプログラマーに転職して大変だったこと

  • 経験の短さを補うために仕事以外でも学習したこと
  • 技術を習得するまではある程度長い時間が必要であること
  • 専門用語でマウンティングを取ってくる人がいたこと

未経験プログラマーの面接で聞かれたこと

  • Q1.IT業界に興味を持ったきっかけを教えてください
  • Q2.学校や職場でプログラミング等、過去にIT業界に関する経験はありますか?
  • Q3.IT業界も幅が広いですが、将来的にどの分野で活躍したいと考えますか?
  • Q4.未経験からプログラマーになるために、ご自身で何を勉強しましたか?
  • Q5.仕事をしていてわからないことがあった場合、どのように対処しますか?
  • Q6.希望する初任給と、将来的な給料はいくら欲しいですか?

この記事を読んだ方が少しでも未経験からプログラマーになる事への理解を深めて頂けたらとても嬉しいです!

今回は以上です、それでは!

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