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【いいから仕事しろ】自称HSPの人が陥る残念な勘違い

hsp記事サムネ

こんにちは、生涯独身男のSoutaです。

最近「HSP」という言葉を耳にする機会が増えました。

「HSP(Highly Sensitive Person)」とは感受性が極めて高い人たちの事を言います。

ざっくり言えばとっても繊細な人という意味です。
Souta

HSPが広く認知されて数年経ち最近では「HSP診断」なるものが生まれたり、
SNS上でも、

女性
自分HSPなんです…。辛い…。

こんな人を良く目にするようになりました。

ちなみにHSP自体は「感受性の高さ」を示す表現であり、病名ではないので誰でもHSPを自称できます。

私の近くもHSPを自称する人は結構います。
Souta

でも、、

HSPを自称する人に対して、何か違和感を感じませんか?

先に私の結論を述べると、 「HSPを公言する人(自称HSP)は、実はHSPではない」と思っています。

今回はその考えと理由について解説します。

お悩み
自称HSPに対してなんだかモヤモヤする…

そう思っている方は必見です。

筆者プロフィール

  • 労基署の調査が入るブラック企業に高卒で就職してしまう
  • 転職先の職場で感情論で否定し続けるモンスター上司と遭遇
  • 限界を悟り24歳のときエンジニアに転職し2020年に独立

※当記事はHSPを否定しているわけではなく、自称HSPを公言する人への問題提起です。

自称HSPさんの残念な勘違い3選

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自称HSPさんの残念な勘違いを解説します。

  • HSPと公言することで周囲の反応が変わると思っている
  • 話のネタになると思っている
  • そもそもHSPではない可能性がある

HSPと公言することで周囲の反応が変わると思っている

HSPをまるで武器のごとく振りかざし、
「私、HSPなので…」とアピールしている人がいるようです。

もしかしたらHSPを公言することで、

  • 周りが気を遣ってくれるかも…
  • 優しくしてくれるかも…

と思っているのかもしれません。

しかし残念ながらHSPを自称したところで、
その人に対しての扱いが変わることはないでしょう。

むしろ「扱いづらい人」というネガティブな印象を与える可能性の方が高いかもしれません。

というのもHSPなど関係なく、
家族や友人・恋人などを除いて、人間は基本的に他人に興味を持ちません。

誰がHSPだろうと興味はないので、たとえば職場であれば、

男性
HSPとかどうでも良いから、仕事はちゃんとやってね。
迷惑かけないでね。

と思われるでしょう。

自称HSPが「免罪符」になることはありません。

社会が私たちに求めるものは結果です。

みんな自分が一番可愛い。
Souta

殺伐としてきたところで、
この章の結びとして人生の教科書、「Mr.Children」さんの名曲から引用します。

自分が一番可愛い? ほら当たってるでしょう!?
でもそれを責めたり 誰ができるの?

出展:Mr.Children 『I』

話のネタになると思っている

先ほど解説したようにHSPは病名ではなく、その人の「気質」を示す表現です。

この「病気ではないが、名称が付けられている」という状態が、
話のネタにはうってつけだと思っているのかもしれません。

病気ならば空気が重くなるけど、
HSPなら空気も重くならないですしね。
Souta

承認欲求を満たす都合の良い表現として、
HSPを話のネタにしようと目論んでいるのかもしれません。

しかし、残念ながら話のネタにはなりません。

HSPの話題に関係なく、「自分語り」は基本的に「すべる会話」の1つです。

ところで、「隙自語(すきじご)」というネットスラングをご存じでしょうか?

「隙あらば、自分語り」の略として「隙自語」とネガティブな表現で使われているのですが、
これはネットに限った話ではありません。

みなさんの周りにも隙自語してる人、いませんか?
Souta

先ほども書いた通り、私たちは普通の人には興味を持たないので、
ただの自慢話や苦労話はもっともつまらない話題の1つです。

仲の良い友人や家族なら別なんですけどね…

そもそもHSPではない可能性がある

後述しますが、心理効果によって自分がHSPだと誤解しているケースもあるでしょう。

そして本当にHSPなら、自分がHSPと周りに公言すること自体ハードルが高い行為となるはずです。

HSPは別名「繊細さん」と呼ばれています。もちろん名称通り「繊細な人」ということです。

そして、

「繊細=周囲の反応に敏感」と仮定するならば、
「私はHSPだ!」と周囲に公言できることに違和感を感じます。

私の意見をまとめると、

・本当にHSPならば、周囲の反応を気にしてHSPを公言できないのでは?
・HSPと公言する人は、HSPの特徴と反しているのでは?(=HSPではない?)

ということです。

もちろんHSPの程度や種類も個人差があり、
HSPを公言するすべての人に思うわけではありません。

しかし、ここまでHSPという言葉が広まった以上、
HSPという言葉を利用し、「周囲を都合の良いように利用しよう」と思う人が出てきても不思議ではないでしょう

HSPを自称する人に伝えたいこと

本のしおり

HSPを自称する人に伝えたいことがあります。

  • バーナム効果
  • 思い込みすぎには注意

順に解説します。

バーナム効果

心理学で言われる「バーナム効果」をご存じでしょうか?

詳細は下記で解説していますが、バーナム効果を簡単に言えば、
誰にでも当てはまることであるのに、自己の特有の性格と思い込んでしまうことを言います。

 

バーナム効果

星座占いなど個人の性格を診断するかのような準備行動が伴うことで、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、
自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象。

出展:wikipedia

最近巷では「HSP診断」なるものがあり、検索すればたくさん出てきますね。

しかし中にはとてもHSP診断と言えないような、
「誰にでも当てはまる項目ばかりの適当な診断」も含まれています。

そうすると、

女性
HSPの特徴にあてはまっている…
やっぱり私ってHSPなんだ。

このようにバーナム効果が働いて、自分はHSPだと誤解してしまうことでしょう。

ですからこれに限らず「●●診断」を利用する際は、

  • 誰が作ったのか?
  • バーナム効果に陥っていないか?

これらを確認した上で診断することをオススメします。

サイトに掲載される診断などは素人でも作れてしまうため、
信ぴょう性を疑う必要があります。
Souta

思い込みすぎには注意

先ほどHSP診断の話もしましたが、
病院で診断した方を除けば、HSPを自称する方のほとんどはセルフチェックで「自分がHSPだ」と判断したのでしょう。

そう思えば、HSPを自称する方は良くも悪くも素直な面を持っている方だと予測できます。

「信じやすい・思い込みやすい」というのは裏返せば「純粋」と言えるため長所ではありますが、
残念ながら騙されやすいとも言えます。

世の中には純粋な人から搾取する商売もたくさんあるので、
詐欺などの被害に遭わないよう気を付けたいですね。

まとめ

ひと休みする男性

今回はHSPを自称する人について解説しました。

基本的に自慢話・苦労話は、ウケが悪い話なので気を付けましょう。
Souta

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最後にもう一度この記事の要点を振り返ります。

自称HSPさんの残念な勘違い

  • HSPと公言することで周囲の反応が変わると思っている
  • 話のネタになると思っている
  • そもそもHSPではない可能性がある

HSPを自称する人に伝えたいこと

  • バーナム効果
  • 思い込みすぎには注意

この記事を読んだ方が少しでも参考になれば嬉しいです。

今回は以上です、それでは!

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