こんにちは、Ushi(@OredokuUshi)です。
ショパンコンクール(2021)を聴いて、個人的に推し曲が見つかりました。
それは、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」です。
第18回ショパンコンクール(2021)の記事はこちらです。
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素人がショパンコンクール(2021)を聴いてみた感想
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この記事では、ショパンコンクール(2021)の大ポロネーズの演奏を抜粋してまとめています。
ぜひいろんな人の演奏を比較して楽しんでお聞きください。
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
概要
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
Andante spianato i Polonez Es-dur op. 22 / Andante spianato and Polonaise in E flat major, Op. 22
元々はピアノとオーケストラ(管楽器)による協奏曲的作品ですが、現在ではピアノ独奏版の方が一般的に演奏されます。
作曲年が1830年で出版年が1836年とされていて、ショパンは1810年生まれとなっているので、比較的若い20代の時の作品のようです。
前奏(アンダンテ・スピアナート(落ち着いたアンダンテで))とポロネーズの2つの部分から構成されており、演奏時間は約14分です。
「戦場のピアニスト」のエンディング曲に採用されています。
楽譜は、ポロネーズとありますがポロネーズ集には入っていなくて独立しています。
ショパンの他のポロネーズといえば、「軍隊ポロネーズ」、「幻想ポロネーズ」、「英雄ポロネーズ」の三大ポロネーズが有名です。
ポロネーズとはポーランド風という意味で、ショパンの祖国ポーランドの民族舞曲のことを言います。
所感
昔なら10分を超えるクラシックの曲は長いと思って全然聴きすらしませんでした。
聞いたとしても作業中やリラックスしてる時にバックでただ流してるだけとかでした。
この「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」は、前奏部分はとても甘美で魅力的な響きで始まり、ファンファーレから躍動します。
ファンファーレ前の和音とかもめちゃくちゃ綺麗なんですが、全体的に飽きずにいろんな表情を見せくれる作品となっています。
特に、全体の半分少し過ぎたあたりにある滝のような激しいパッセージ後のふたまわし弾くメロディの響きがたまりません。
勇ましいような悲しいようなやりきったような... 何回聴いてもこの流れとメロディだけで泣けます。
演奏まとめ
今回のショパンコンクールでの演奏をまとめます。
受賞者
BRUCE (XIAOYU) LIU(カナダ)
使用ピアノ:Fazioli F278
反田恭平 Kyohei Sorita(日本)
使用ピアノ:Steinway & Sons 479
小林愛実 Aimi Kobayashi(日本)
使用ピアノ:Steinway & Sons 479
出場者
Arsenii Mun(ロシア)
使用ピアノ:YAMAHA CFX
Hao Rao(中国)
使用ピアノ:Steinway & Sons 479
沢田蒼梧 Sohgo Sawada(日本)
使用ピアノ:Kawai Shigeru EX
Aristo Sham(香港)
使用ピアノ:Steinway & Sons 300
進藤実優 Miyu Shindo(日本)
使用ピアノ:Steinway & Sons 479
Talon Smith(アメリカ)
使用ピアノ:Steinway & Sons 300
Szuyu Su(台湾)
使用ピアノ:Steinway & Sons 479
Yuchong Wu(中国)
使用ピアノ:Steinway & Sons 300
Lingfei (Stephan) Xie(カナダ)
使用ピアノ:Steinway & Sons 300
J J Jun Li Bui(カナダ)
使用ピアノ:Kawai Shigeru EX
Alberto Ferro(イタリア)
使用ピアノ:Steinway & Sons 300
Avery Gagliano(アメリカ)
使用ピアノ:Steinway & Sons 300
Wei-Ting Hsieh(台湾)
使用ピアノ:Steinway & Sons 479
京増修史 Shushi Kyomasu(日本)
使用ピアノ:YAMAHA CFX
まとめ
この曲を見つけられただけでもショパンコンクールを聴いて良かったと思います。
個人的に聴けば聴くほどハマってしまうスルメ曲な感じです笑
次のショパンコンクールまでは完璧じゃないにしても弾けるようになっていたいです。
「戦場のピアニスト」のエンディング曲だったのは知りませんでした。
映画は見たことありますけど、この曲を聞いてもピンと気付けませんでした。
「戦場のピアニスト」は名作なのでまた見たときに2重で感動したいと思います。
ではまた。